二室形黒鉛化炉
本設備は常圧または減圧の不活性ガス雰囲気で常用最高温度2500℃まで昇温できる黒鉛化熱処理装置で、装入冷却室と高温加熱室の2室型構造で構成され、装入冷却室は常温~600℃、高温加熱室は600℃~2500℃を維持するところで、被処理物は装入冷却室→高温加熱室→装入冷却室に移動しながら順次乾燥、高温処理及び自然冷却又は窒素強制冷却を経て引き出します。
本設備は常圧または減圧の不活性ガス雰囲気で常用最高温度2500℃まで昇温できる黒鉛化熱処理装置で、装入冷却室と高温加熱室の2室型構造で構成され、装入冷却室は常温~600℃、高温加熱室は600℃~2500℃を維持するところで、被処理物は装入冷却室→高温加熱室→装入冷却室に移動しながら順次乾燥、高温処理及び自然冷却又は窒素強制冷却を経て引き出します。
600℃~常温区間を窒素循環強制冷却して黒鉛化工程時間を1/2以下に短縮
高温加熱室の温度を600℃以上に保ち、常温冷却によるエネルギー消費を低減
高温加熱室の外気との接触を源泉的に遮断し、ヒーター、断熱材など高価炉材の寿命を延長
装入冷却室に乾燥脱脂機能を付与し、水分、バインダーなどによる加熱室の汚染を防止
項目 | 仕様 | 項目 | 仕様 |
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装置形式 | 水平円筒形2室構造の超高温真空炉 | 炉室構成 | 装入冷却室と高温加熱室 |
装置用途 | カーボン材料の黒鉛化処理 | 使用温度 | 2,200 ~ 2,500℃ |
装入容量 | 100 ~ 800Kg | 温度分布 | ±10 ℃ [1000℃測定, 無負荷] |
昇温速度 | 3 ~ 10℃/min | 温度測定 | C タイプ熱電対と放射温度計 |
加熱室材料 | グラファイト | 乾燥機能 | 装入冷却室を真空排気しながら100℃前後で加熱 |
加熱雰囲気 | 不活性ガスの分圧又は常圧 | 真空排気 | メカブ+油回転ポンプ |
リークレート | 5×10(- 3) Paㆍ㎥/sec以下 | 強制冷却 | 窒素循環により6~8時間以内2,500→200℃冷却 |
制御方式 | PLC制御&タッチパネルHMIインターフェース | 設備電力 | 380Volt, 60Hz, 3相 |
モデルコード | TVUTP- DR100 |
TVUTP- DR300 |
TVUTP- DR800 |
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有効寸法(㎜) | 500 * 500 * 500 | 700 * 700 * 700 | 1000 * 1000 * 1000 |
積載量(㎏) | 100 Kg | 300 Kg | 800 Kg |
加熱電力(kVA) | 330 KVA | 450 KVA | 660 KVA |